物足りなさを埋める!

二次元の世界を限りなくリアルに近づけるもの、それが夢小説です。好きな小説に出てくる人物達を、なんと自分の好きな名前に変えられちゃう!これだけで大好きなアノ小説が、一気に自分の日常に変わるかも!?

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書店員さんで決める

私にも友人にも、好きな本屋さんというのがあります。自分の好きな小説のジャンルが多く置いてあるとか、本の並べ方がいいとか、平積されている本の傾向が好みとぴったりだとか言う理由があります。多い時では、週に3回行きます。たぶん、書店員さんはこちらの顔を覚えていて、また来たなと思っているのではないのでしょうか。
好きな作家さんの既刊本をいつでも置いてあるというところも、思い出したように行きます。たまにチェックすると意外にも新発見があるものです。
さて、友人のお気に入りの本屋さんの基準を聞きました。雑誌のバックナンバーが置いてあるとか、自分の仕事関係の専門書の種類が多く置いてあるとか、取り寄せしてもらう場合に対応が丁寧だとか、取り寄せの期間が短い、と言ったことでした。そして何より一番大きい理由として、書店員さんであるというのです。確かに、売り場を作っているのもレジにいるのも書店員さんです。同じ規模の本屋が並んでいたら、決めては売ってる人間性なのでしょう。
そういうこともあるけれど、友人がいうには、イケメンかそうじゃないか、ということだそうです。メガネをかけているかいないか、も大きなポイントだそうです。いろんな好みがあるんだなあと思って、話を聞いていたのでした。

写真集の中の物語

本を開いたら、文字がいっぱいあるという状態が大好きです。マンが好きの友人は、文字ばかりだと頭が痛くなってくるといってました。それでも、私は文章を読むことが好きなのです。
そんな私が、珍しく文字がほとんど載っていない本を買いました。
たまたま書店でぱらぱらと斜め読みしていたら、じっくり読みたくなったからです。中身は、食べ物ばかりを集めた写真集でした。
人物は写っていません。周りの風景の中にぼやけて登場するくらいです。よく見ると、背景にこれは人かな、とわかる程度です。主役はすべて食べ物です。
ハンバーガーの写真は鮮やかでびっくりしました。パンの薄い茶色、レタスの黄緑、アボカドの緑のグラデーション、エビの白とオレンジのボーダー、ハンバーグのこげ茶色、お皿の赤、と色がとても多いのです。しかも、ハンバーガーは白テーブルに乗せてあります。背景は野外のようで青空が見えています。
他にも、ベリーソースが乗ったパンケーキ、フルーツが美しく盛り付けられたパフェなど、甘さや香りが伝わってきそうな一枚ばかりでした。
食べ物の写真をたくさん見ていると、お腹がすくよりも、どんな人がこれを食べるのか、どんな思いで作ったのか、ということを想像してしまいました。一つのハンバーガーから物語は生まれていくんだと思います。

小説のきれいなフレーズ

小説を読んでいると、このフレーズはいいなあと思うことがあります。
文字を追いかけているだけで、自然に風景が鮮やかに浮かび、登場人物たちがとても自然に存在していることが想像できる。一枚の絵のような、生きた一瞬をとらえた写真を見ているような、そんな感覚になります。
そんな素敵な言葉たちはどこかに残しておきたくなります。
すぐにメモしておけば良いのですが、読んでいる時にはその先のストーリーがどうなるか気になってしまってついメモをしそびれてしまいます。そして物語が進み、次の出来事が起こるともう頭の中にはそれでいっぱい。さっきまで心奪われていたフレーズたちはきれいに頭の中から抜け落ちてしまうのでした。
そこで思いついたのが『読みながら付箋をつけていく』です。「これは!」という言葉に出会ったところでそこに付箋をつけておくのです。メモをするより簡単ですし、これならと思ったのですが……やはり、本を読んでいると夢中になってしまって付箋のことを忘れてしまいました。
やはり、最初に読む時には物語の世界にどっぷり浸って、主人公の気持ちに寄り添って読んでいくことにしました。一度最後まで読み終えてから、「今度こそ!」ととなりに付箋を準備してパラパラ読んでいきます。一度目とは違い、読み終えてた時には付箋でいっぱいになります。いろんな色の付箋を使うとちょっとしたお花畑みたいで、それも気に入っています。

花の名前を書いた小説

日本には四季があります。暖かいとか寒いだけではなく、暦でも二十四節句という分け方があります。雅です。桃の節句といえばポピュラーです。「立春」はよく聞きますが、同じ春でも「清明」というと新鮮です。夏には「芒種」、秋には「白露」、冬になると「大雪」という言葉もあります。漢字で書くと、なんとなく趣があると感じます。
そして、季節を感じるものといえばやはり自然の花や木や草です。春には桜、夏には緑の木々の木陰、秋には紅葉、冬は枯れ木に雪景色、と1年を通して確実に違っているのです。
ただ、冬にチューリップは自然では咲きません。夏に雪景色を見ることはできません。それができるのが、小説です。夏に涼しさを感じるために雪山の出てくる小説を読みます。秋に春の花が登場するものを選びます。今の時期とかけ離れた花の名前が出てくるストーリーを楽しむことができるのです。
タイトルに植物の名前が入っているものは、知らない単語や作家さんの造語よりもなじみがあるので手に取りやすいです。自然で見ることができなくても、お話の中では、花や木に出会うことができるのです。そして、違う季節を感じることができます。文字の表現は、とても素敵なことだと思います。

シズル感のある小説

とっても好きな作家さんのシリーズがあります。どうしてここまでその人の作品が好きなんだろうと思いつつも、答えがわからないままです。新刊が出るとすぐに買うことにしているので、先日も書店でみて買いました。
カフェで読みはじめました。今回のお話は、いろいろな居酒屋に行く話と、お祭りの屋台を回る話でした。
居酒屋の話は、お酒についてのうんちくが披露されてました。そこは、なるほどそうなのか、と思って読んでいました。屋台の方は、真ん中くらいでヤキソバが登場したところでお腹が空いてしまいました。なぜなら、読んでいるだけで頭の中でヤキソバが登場してしまうからです。高級なソースではないのだけれども、明らかにおいしいとわかるあの感じです。家で作るものとはまた違います。
どちらもおいしいのですが、ソースの焦げた香りや野外であるということがよりおいしさを倍増させています。そんな細かい一つ一つの表現がわかりやすく、自分が住んでいる近くのお祭りに来たみたいで親近感がわきました。お祭りのことは、ストーリーの飾りみたいなものなんだけれど、私の心の中ではメインでした。食べるシーンって、何度繰り返しても飽きないんです。書いてあることはわかっているのに、お腹がすいていきてしまうのです。

ひっそりしている本屋さん

本屋さんに出かけた時に、なんでこんなにひっそりとしている店なんだろうと思うことがあります。時間を確認すると、開店してすぐとか午前中とか、これからまだまだお客さんがくる頃でした。私はたまに、人が少なそうな時間帯を見計らっていくことがあります。どのコーナーも人が少ないので、ゆっくり見ることができます。特に、子供向けの絵本や読み物、大きな文字で印刷されている小説のコーナーは、子供がいないうちにチェックしておくのです。
人が少ないだろうと思って出かけていって、思いがけず混んでいた、ということもあります。特に、自分が見ようと予定していたところが混んでいた時には、びっくりしてしまいます。あまり人が多いと、隣の列を見て時間をつぶしてからまた来ます。
また、夜遅くまで営業している大型書店は有難いです。早めの夕ご飯を済ませてしまって、ちょっと本屋さんでも行きたいなあという時には出かけていきます。本を買ったら帰りの電車でゆっくり眺めています。閉店近い時間になってしまうと、大型書店でも人がだんだん減ってきます。この列には人がいたはずなのに、もう何か選んで帰ってしまったのかなあと思うくらいです。そして私も、これと決めたら本を買って帰ります。

男性誌でも女性誌でも付録つき

たまに、広い本屋さんに行って、雑誌のコーナーだけをひと通り眺めるのが楽しみのひとつです。自分が雑誌の対象年齢でなくても、なんとなく眺めています。子供向けのピンク一色の付録つきの雑誌は、蛍光色も入っていてきらきらしています。これは、欲しくなる色だなあと思ってみてました。男の子向けには、ヒーローのキャラクターが載った本があります。ヒーローものや戦隊ものは、色がはっきりしていて鮮やかです。
小学生の女の子向けには、おしゃれを話題にした雑誌があります。表紙の女の子たちは、しっかりメイクしています。こういうことに憧れるお年頃なんですね。
大人の男性向け雑誌でも、女性誌でも、最近は付録つきのものが増えてきました。男性誌には、文具や工具、小物などの付録がついています。女性誌には、ブランド物のバッグやポーチといった女性が好きそうなものがたくさんあります。女性誌の付録は、お店によっては見本を展示していてますます欲しいなあという気持ちをアップさせるのです。
付録に引かれて雑誌を買って、本誌の方も割としっかり読みます。特集記事は、楽しいです。今、流行している情報を入手できますし、明日の職場の話題にもできます。同僚と、持っているポーチが同じでびっくりしました。雑誌の付録は、使っている人が多いのです。

寝ている間のストーリー

友人は、よく夢を見るそうです。目標や将来の自分のことではなくて、眠っている間に見る「夢」のことです。そして、起きてからもわりと覚えていることが多いので専用のノートを作り、メモしておくことにしました。あとから読み直したら面白いかもしれないと思ったそうです。
実際に2週間ほど書き綴っていくと、なんとなく連作短編小説を読んでいるような気持になってきたそうです。登場人物につながりがありそうとか、主人公である自分の視点が一定だとか、いつも現代か自分の幼い頃の風景が出てくる、といったことはないのですが、なんとなく雰囲気が似ているなあと思えたそうです。
そこで、これは背景や人物をしっかり考えて設定すれば、もしかしたら一つの小説として成立するのではないかと友人は気がつきました。それから、夢のエピソードを活かすストーリーを構想し始めました。思ったよりも長い話になりそうだと言ってました。書きあがったら真っ先に読ませてもらう予定なので、いつになるかとっても楽しみです。名作は、思わぬキッカケで誕生するものなのですね。構想から書き進めていく間、できあがるまで、と経過の話も聞くことができるのはうれしいです。友人には時々メールして、進み具合を確かめてみます。

特急券の文字

世の中には文字が溢れているので、読むものがたくさんあってうれしいと思っている私です。私以上に何でも読まないと気が済まないという友人がいます。いろいろな機械の取扱説明書がどんなに分厚くても、楽しくなってほぼ全ページにくまなく目を通すのだそうです。本屋さんだけでなく、家電販売店に行っても印刷してあるものから手書きのポップまでじっと立ち止まって読んでいることもあるそうです。ここまで熱心に読んでいると、お店の人も気を遣って無理に話しかけることがないのです。
その友人は、たまたま仕事の帰りに特急電車に乗ることがありました。今は、特急券もスマ―とフォンで予約してしまうので発券されることはほとんどありません。その日は、予約していなかったので、券売機で発券しました。久しぶりに手にした特急券なので、うれしくて隅から隅まで読んで眺めたそうです。とはいっても、そんなに物珍しい文字が並んでいるわけでもありません。行先と電車の時刻くらいです。あとは、数字や記号が印刷されているだけです。
と言ったら、その友人は券の地模様までしっかり読んでいたというのですから驚きました。きっと、友人の頭の中では、自分だけの物語があるんだろうなあと思います。

本屋さんとカフェと雑貨屋さん

最近、ブックカフェという場所はいろんなところにできているようです。友人と行くのもいいけれど、それは2回目以降です。初めて行く時には1人で行って好きなだけ堪能したいです。お店に入った時の感動とわくわく感は、一人占めしていたいのです。その時の私は、マンガなら目がキラキラしている表現ができるほどでしょう。
入口には、雑貨や文具が並んでいます。今まで知らなかったブランドのメモ帳やボールペンがあると、どれを買ったらいいか迷ってしまいます。全部の種類を買うか何も買わないか、どちらかです。また、お店の奥には本もあるのですから、そちらの予算も考えないといけません。
置いてある本の並べ方もまた、うわあと声をあげたくなるほどの可愛らしさです。季節のものが描かれている小説をまとめたり、子供向けに読書スペースがあります。出版社別とか作家さんの名前50音順ではありません。自分の好きな一冊の本との出会いは、偶然の先にある運命なのだと思います。
なにか素敵な本はないかなあと思って歩いていると、ふと目にとまったそこに目的のものがあります。まるでこちらを呼んでいるようです。引き込まれるようにして手にしてしまったら、もう買うという選択肢しかありません。